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学区選び⑤

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物件探しで気が付いたこと

前回の記事でも述べましたが、人気公立学区での物件は本当に数が少ないです。例えば誠之小学校や窪町小学校の新築戸建で考えると、一般のサラリーマン世帯でかろうじて手が届きそうな、土地建物合わせて8000万円以下の物件は、年に1-2件あるかないかの感覚です。あったとしても、超狭小住宅や再建築不可だとか、駐車場がなかったり、北向きや崖のそば、ハザードマップの浸水エリアに該当したりと、悪条件がつくことが多いです。
ある程度良い条件が揃うような物件だと土地建物総額で1億円は軽く超えてしまいます。
そして、悪条件の物件ですら短期間で成約に至ってしまう例も多く、すぐに決断できるように普段から優先順位の整理をしておく必要があります。

私が北関東に住みながら感じたのは、物件がとても探しにくいことでした。
移住を考えてからおよそ1年間は仕事をしている以外はほとんど不動産関連に時間を使っている状態でした。
それにも関わらず、気になる物件を見に行く時間は足りず、実際に見に行った時には既に先約の申込が入ってしまっているとか、
仮に売れずに残っている物件を見に行くと、とても素人の私には扱いづらいような悪条件のものが大半でした。
満足に物件が探せない中、結局どうにか地域密着型の不動産会社を通して、人気学区の戸建て物件を購入することができたものの、購入後も順調とは言えませんでした。その経緯は、また別の記事で触れたいと思います。

北関東にいるときにずっと悩んでいたのは、まずは人気学区の賃貸物件に住んで、その上で購入物件を腰を据えて探すかどうかでした。結果的に、金銭的な事情や引っ越し、転園の事情などを考慮し、私は見合わせました。
それでも、実際に移住してから気が付いたのですが、住んでみるとネットにはない物件の広告を目にしたり、どの土地が該当するかなど、現地の情報をいち早く知ることができます。不動産会社との付き合いもしやすいです。各個人の事情にも寄りますが、思い切ってお目当ての人気学区の賃貸に住んでから物件を探した方が、住宅選びについてだけ言えば成功しやすいと思います。

メリットをまとめると

・該当地域の雰囲気が分かる。
・地元の不動産業者に頻繁に顔を出せる。
・現地がチェックしやすい。
・仮にしばらく満足のいく物件が見つからなくても人気学区の学校に通える。
・生活に問題が生じた最悪の場合でも、転居しやすい。
・戸建ての建築などでも、不測のトラブルに対応しやすい。

デメリットは

・賃貸費用がかかる。
・人気学区は賃貸物件もそもそも激戦で、思うように見つからない。
・引越しの回数が増える。
・早めの転園や通勤の調整などが必要になる。

  

凡々梵

購入した物件は、本当に綱渡りのような状況の中でどうにか見つけ出したものでした。
結果的に納得できるものになりましたが、私自身が不動産をそれなりに勉強したことで、回避できたトラブルもありました。
仕事が忙しくて、なかなか住宅関連にだけ時間をさけない方々がほとんどだと思います。できるだけ住宅のストレスを減らすという意味では、先に現地の賃貸に住むことを検討してみても良いかもしれません。

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