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国立大学附属小学校受験を考える、最終日

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真剣に向き合えばどちらも正解

結局のところ、現在の梵家の国立小受験プロジェクトは一旦、凍結状態です。東京移住のときにも感じましたが、こどもを含め、家族の人生を大きく変え得る決断をするのは本当に難しいです。自分のことを決めるのでさえ、精一杯悩み続けてきた人生でしたが、家族のこととなると、また意味合いは大きく異なります。時代や国、そして親は選べないという縛りを持って生まれたこども達を育てている以上、できるだけの支援をしてやりたいという気持ちはあります。反面、自己で判断できない幼子に、親の考えだけを押し付けてしまい、結果としてこども達が幸せな人生を歩めないとしたら、それもとても怖いことです。「毒親」などと比喩される家族機能不全が叫ばれる昨今、自分はそうでないつもりでも、こども達にとっては分からないというのが本当のところです。

先日、ラン活の記事を投稿しましたが、本当に国立小を受験するなら、合否が決定してからランドセルを購入する方が理想的です。国立小受験に区切りをつける意味でもランドセルを購入しましたが、まだ引きずっているのが現状です。

思い出すのは、以前、東京大学のすぐそばの狭小土地の購入を検討していた時期に、注文住宅をお願いしようと相談しに行った建築士の先生の言葉です。中学生のお子様がいて、「最近、お気に入りで続けていた工作教室を辞めてしまって、残念だけどしかたないですよね、そのうち勉強も含めてやる気スイッチが入るのを待ってます。」というような雑談になりました。私も当時公立学区遷を決めていましたが迷いもあり、「公立学区などあまり当てにならない教育環境を理由に移住するのが本当に間違っていないか悩んでいます。田舎でのびのび育てるのも悪くないと思いますし。」と伝えると、

建築士

どっちも正解と考えるしかないんじゃないですか?

一見、月並みな答えのようでも、響きの中に建築士の先生も子育てに悩みながら向き合っているという重みが伝わってきて、その時とても救われた気がしました。

それ以来、親として真剣に向き合って考え抜いた決断であれば、それは一つの正解であるという気持ちを持てるようになりました。結局その土地の購入は見合わせたため、その先生との関係は終わってしまいましたが、今でもその言葉は思い出します。

凡々梵

一旦、国立小学校のお受験編は終わりにします。また動きがあるようならご報告します。

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