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懐かしいような素朴な美味しさ
子育て世代に限らず、美味しい食べ物は、人生を楽しむうえで大切だと思います。私も特段グルメ志向というわけではありませんが、食べ物が美味しいと幸せを感じます。先日、ひょんなことから食べたのり弁当が素朴な美味しさで印象的だったのでご紹介します。
津多屋ののり二段幕の内弁当です。
たまたまTBSテレビで単発の仕事をすることになり、そのときの夕食で提供されたものでした。もちろん初めて食べましたが、調べてみるとロケ弁として有名なようでした。
二段ののりで仕切られたお米は、鰹節としっかりとしたのりの風味が生きていて、懐かしくも素朴な美味しさが堪能できます。いわゆる高級仕出し弁当のような、アッという感じの華やかさはないものの、多忙なテレビスタッフさん達が仕事の合間にワシワシ食べていたのかなぁと思いを馳せました。昭和47年創業ということで、これまで何十年もテレビ関係者の胃袋を支えてきたのでしょう。付け合わせのポテトサラダなども安定の美味しさで、食べた瞬間のインパクトは少ないものの、なんとなく後からじわじわ思い出して、なんかもう一度食べてみたいなぁという記憶が残ります。
お祝い事のハレの日に食べるというよりは、忙しい日常のケの日に食べる方が、ありがたみが増すような気がいたします。
凡々梵
お値段は1134円(2021年6月6日現在)とのことなので、激安というわけではありませんが、機会があればご賞味ください。