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懐石料理、青山、葵(弁当)、想像が及ばず

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想像したものと全然違いました

あまりネガティブな記事を書きたくないのですが、同じ失敗をしてしまう人を少しでも減らしたいという思いもあります。今回の記事はあくまで一個人の主観に基づく感想とお考え下さい。

たまたま、実家の母が拙宅に来るということで、できるだけもてなしたいという気持ちでお弁当を選んでいました。

宮内庁御用達?という文言を目にして「懐石料理 青山」さんのおすすめ弁当「葵」を注文しました。ただ、懐石料理という割に食事を提供する実店舗がなさそうなので、少し違和感はありましたが、それでも6000円近い弁当であれば、大きなはずれはないだろうと高をくくっていました。

当日、感じの良い配達の男性がさらに期待を膨らませます。

弁当を受け取り、入れ物を触ってみると少し違和感が大きくなります。

(あれ?、冷たい)

昼になって、お弁当とご対面です。

彩り豊かで、とても美味しそうなお弁当ですよね。でもその期待はこの後、完全に裏切られます。

すべての素材がとてもとても「冷たい」のです。

冷たくても美味しくいただけるおかずは問題ないのですが、温度に印象が左右される食材は大変残念な状態になります。

たとえば、すきやきは牛の脂が白く固まってベタベタの状態です。
てんぷらは衣がしなしなで固くなり、口の中に入れるとひんやりします。
ごはんは型にぎゅうぎゅうに押し込められたせいか、お米の粒がつぶれており、さらに冷や冷やに冷たいので固く、お箸でつまむと全体が持ち上がってしまう状態です。
うなぎに至っては、皮の部分が完全にゴムの状態で、とても不快で歯で噛み切れません。

小鉢に相当するおかずやあわびの煮物は、冷たくてもそれなりに美味しかったですが、全体として非常にがっかりした昼食になってしまいました。久々に会った母にも申し訳なく、食事前に「宮内庁御用達のお弁当らしいよ」とこどもみたいに母にはしゃいで伝えた自分がとても恥ずかしくなりました。

こうした失敗はそのうち忘れますし、逆に笑い話にすることもできると思いますが、私と同じ思いをする人が増えてしまうのもよくない気がします。

今回の失敗を振り返って、どこを反省すべきか考えてみました。

私のお弁当のイメージは、その日の朝に一生懸命に調理された料理が、弁当箱にそのまま詰められて、常温?で配送されると思っています。私はそれが常識と考えていましたが、ある意味で偏見なのかもしれません。

ここから先は私の想像も含まれてしまいますが、今回の青山の弁当は、前日から当日の早朝にかけて調理、冷蔵保存され、そのまま冷蔵で配送されたのでしょう。

HPを改めてみて見ると、冷蔵保存と記載があります。

このことから、そもそも青山さんは冷蔵状態でお弁当をお届けしますよ、と前置きをしているとも考えられます。私が自分の偏った常識で、お弁当はその日の朝に調理したそのままの状態で届けられると思い込んでいたのも、今回のギャップを大きくした原因かもしれません。電子レンジなどで温めれば、少しはマシになったかもしれませんが、その指示や発想はありませんでした。

ただ、いずれにしても、常温(温かい?)のお弁当をご期待の方は、今回のお弁当「葵」を頼んではいけません。青山さんの口コミは良いものばかりなので、他の商品に関しては分かりません。あくまで私の今回の経験からの見解です。

凡々梵

もともと期待が大きかったのもありますが、うなぎの皮についてはこどものころ以来の衝撃でした。

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