MENU

狭小住宅梵邸の間取りと仕様、3Fについて

目次

こども部屋は作ってあげたい

梵家には長男、長女、次女の3人のこどもがいます。年齢も近いですし、これから小学生、中学生となって多感な時期もあると思います。私自身が個人の空間を大事にしたい人間なので、こども達には狭くてもひとりひとりに個室を与えたいと考えていました。東京23区内ですと、メインのこども部屋は共用し、一部を受験期間や性別で分けるなど工夫しながら生活している方も多いと思います。将来的に今の家を売却に出す可能性も考えると、あまり奇抜な間取りにはしたくなかったのですが、3Fは小ぶりな部屋を3つ作りました。それぞれ多少の違いはあれど、3.8-5.5畳程度です。各部屋には収納スペースを設けています。いつかこども達は巣立っていくし、一時のために小さな部屋ばかり作るのは議論があると思います。とはいっても巣立ちまではまだ20年程度はかかるでしょうし、まずはこどものことを優先しました。たまたまコロナ禍でワークスペース用の一部屋の需要が高まっているので、夫婦とこども2人のご家庭でもLDK以外に4部屋の希望も増えているようです。今後20年でテレワークがどのように変遷するかは予想できませんが、意外と梵邸3Fの間取りも悪くないかもしれません。

3Fにはトイレ②も設置されています。1Fのトイレ①よりも高級モデルです。
LIXILのサティスです。

なんとなく、自動で開くタイプのトイレに憧れがあったので設置しました。

また、トイレスペースは0.8畳と狭いのですが、手洗器も設置しています。

コフレルスリムの安価なモデルでお湯は出ませんが、3Fにも自在に使える水道があった方が、こども達にも便利かと考えて設置しました。

0.8畳の中にトイレと手洗器の両方を付けられるか悩んでいる方も多いと思います。
新宿のLIXILショールームで綿密にイメージし、コフレルスリムとサティスSタイプならいけるはず!と自分を信じてオーダーしました。これも建築士には狭くて使い勝手が悪くなると反対されたのですが、私が押し通しました。実際のところ、中肉中背の私にとってはトイレ使用時でも手洗器はまったく邪魔にはなりませんし、設置して良かったです。おそらく大柄な人でも使えるとは思いますが、窮屈に感じる可能性はありますね。

   

その他の点として、かなり悩みましたが、あえてロフトやルーフバルコニーは採用しませんでした。

ロフトは憧れがありましたが、寝ぼけたときや酔っ払ったときなどの転落が心配だったのと、結局使わなくなるという意見が大半だったからです。実際、3Fはただでさえ夏の暑さが厳しいので、エアコンがあってもロフトで寝るのは辛かったでしょう。また、収納スペースとしても重いものを持って梯子は登りづらく、狭くて常設の階段仕様にはできないので、使い勝手は下がると思います。秘密基地みたいで憧れますけどね。残念ですがやめておきました。

我が家は日当たりが悪いので、ルーフバルコニーも憧れましたが、設置費用の問題と、雨漏りのリスク、メンテナンス費用などの維持費を考慮してやめました。庭がないので、遊び場としてのメリットも検討しましたが、今のところ後悔はありません。

凡々梵

次回は外観やその他のことについて述べます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次