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不動産会社の営業担当者の選び方

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信頼できる営業担当者が住宅購入の成功に必須

最も重要なポイントの一つとして、信頼できる営業担当者が継続して関わることだと思います。
私の住宅購入には、小さなことから大きなことまで数多くのトラブルがありました。そもそもトラブルが少ない不動産会社が望ましいですが、複数の人間が関わる以上、こうしたトラブルを完全に0にすることは難しく、トラブルが起きた時点で適切と考えられる対処を柔軟にできるかどうかが大切だと思います。
そのため、物件選びの最初から竣工、建築後のフォローも、できれば一人の営業担当者が一貫してかかわることが重要だと思います。

大手ハウスメーカーの状況は分からないのですが、多くの注文住宅のブログなどを見ると、営業担当者が途中で変わった、転勤した、などの記述を目にします。全国展開の会社であれば、転勤は必須かと思いますので、当然のように担当者が変更になるんだと思います。引継ぎはしっかり成されると思いますが、微妙なニュアンスの再現までは難しいでしょう。
その点で、私のかかわった不動産会社は地域密着型の中小企業だったので、転勤があっても近隣(文京区内)で、一人の営業担当者に最初の物件選びから引き渡し後の日常の悩み事に至るまで、まるで人生の先輩のように相談に乗ってもらっています。今思うとこうした状況があったからこそ、納得のできる移住ができたと思います。

タイトルに「選び方」と書きましたが、実際、人との出会いは選ぶというより運の占める割合がとても大きいと思います。
私にとっても全く土地勘も人脈もない文京区でしたから、出会いのきっかけは完全に運だったと思います。
物件の条件もさることながら、結果的にその担当者と関係が続いた理由は、色々と「きちんと」し、それでいて「柔軟」だったからでした。

例えば、

・集合時間の10分前には現地で待っている。
・メールの返信は翌営業日には必ず送られてくる。
・質問した内容に対してある程度の根拠を持って答える。
・状況や人への配慮をできる。

このような、一見当たり前のようでも、そつなくこなすには高い能力が要求されることを、淡々とこなしてくれました。

それでいて、営業トークはかなり上手く、振り返ればしてやられたなぁと思うこともあります。
私の住宅は売主である不動産会社と、建築請負をした建築会社の2社が関わっていたので、途中、建築会社に不信感を持ってしまったときにも、うまく取り成されて引き渡しまで完遂しました。
考えてみれば、途中で放り投げたくなることもありましたが、もちろん現実的には白紙にできませんし、粘り強く対処してもらえたおかげで、結果的に当初の目標を達成できたと思います。

住宅購入は、ほとんどの人が初めてで、小さな齟齬でも業者に不信感が生じますし、必ず何かしらのトラブルが起こるでしょう。私もそうでしたし、もともとの説明と違うことがあれば業者をとことん問い詰めたい気持ちになりましたが、ある程度問い詰めた後は、結局、文句ばかりでは話が進みません。そして業者との付き合いを終わりにしたいと思っても、現実的には途中で終わらせることは難しいでしょう。そうした意味で、しっかりした営業担当者が一貫して関わってくれれば、トラブルがあってもその都度是正して、少しずつ前には進みます。そうしたトルクの大きいエンジンのような粘り強さが、目標達成に必要だと思います。

まとめると、

・最初の物件選びから、最低でも引き渡し1年点検程度まで、継続して担当できる。
・集合時間やメールなど、基本的な対応がきちんとしている。
・トラブルに柔軟に、粘り強く対処できる。

上記が不動産営業担当者の条件として、大切だと思います。

凡々梵

私の経験をもとにしているので、ものさしの方向にはかたよりがあるかもしれません。
そして実際に会ったばかりの営業担当者を評価するのはかなり難しいと思いますが、集合時間やメールの対応の良し悪し、今後いつまで担当できるかなどは、ある程度最初に確認できると思います。
その地域に住んでいる間は末永く相談できる相手であれば、さらに安心ではないでしょうか。

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